「督促OL修行日記」は、筆者が経験から得たお仕事を乗り切るためのノウハウが書かれた本です。
正直、こういった本はたくさん出版されてますが、
この本は他の本とは違います…!
面白おかしく書かれたエピソードに笑いながら読み、全部読み終わったあとは転職したときのような気持ち!
新しい自分こんにちは!目の前が明るいぜ!って感じ。
常に手元に置いておきたいバイブルの1冊になりました。
・いまの仕事はやめたくない、
でも行き詰っている、という方
督促という仕事
督促というのは、支払を延滞している方に「お金を払ってください」と電話をかける仕事です。
考えたことなかったですが、こういう仕事もあるよな…と。
わたしも電話かかってきたことありますもん…
(過去、携帯料金を払い忘れて止められた経験あります。笑)
お金を払っていないのはお客様なのに、電話をかけたら怒鳴られたり、いまからそっちに行くと脅されたり…
理不尽すぎるやろ~~~~
筆者の理不尽すぎる環境が面白おかしく書かれてて、ぐんぐん読み進めました。
ちなみに私はアルバイトでレンタルDVDショップで働いていたのですが、返却予定日を過ぎたお客様に電話をかけていました。
そういう意味では、私も督促していたなぁ。
自分の恵まれた環境
この本が他の仕事本と違う点は、
と思って、自分の仕事をがんばれること。
(筆者の榎本まみさんごめんなさい。笑)
今まで読んだお仕事ノウハウ本は、
「こういうときはこう行動するのが良い」とか、
「こうやって行動したら他の人と差が出る」とか。
でも、メンタルが落ちているときってそのノウハウが重荷に感じてしまうこともあるんですよね…少なからず、私はそうなので…
この本で、印象に残った文章を抜粋。
特にひどかったのが肌荒れで、ニキビが頬から首筋にかけて一面にできて真っ赤にヤケドしたような状態になっていた。たかがニキビもこのくらいまで悪化すると、風がそよいだだけでとっても痛い。
督促OL修行日記 83ページ
仕事のストレスで心身に悪影響が出ている場面です。
自分って恵まれているわ…と感じた場面でした…!
コミュニケーションの軸の部分
本の途中には「督促OLのコミュ・テク」が紹介されています。
人間の脳は疑問を投げかけられると、無意識にその回答を考えはじめる
督促OL修行日記 77ページ
確かに、「この資料いつ提出できる?」って言われたら、自分で日付を回答しちゃう…
最後の言葉さえ印象がよければ、その会話自体の印象がよくなることもある。
督促OL修行日記 129ページ
確かに、愛想が悪いひとでも最後に「ありがとうございました」って笑顔で言われると、まあいいか、という気持ちになる…
このコミュ・テクめちゃくちゃ役立つ!
仕事だけでなく、プライべートでも使える!
誰かとコミュニケーションをとる機会がある人なら、役立つはずです。
筆者が過酷な環境で得たテクなので、めちゃくちゃ説得力があります…!
マネしたい悪口辞典
罵倒され続ける仕事に悩んでいた筆者は、先輩のM井さんが悪口辞典を作っているのを知ります。
お客さんから悪口を言われたらノートに書きこみ、そのノートが悪口でいっぱいになったら、
これを読んで、
私も作るぞ~~!
ってなりました。笑
私の場合は、悪口辞典ではなく、「もやっとしたこと辞典」でしたけど。笑
というのを、具体的に表した事柄だと思いました。
筆者もマネして、悪口コレクションを作る姿が描かれます。
過酷な環境でも工夫して生き残っていこうとする筆者の姿に、憧れもあり、自分にもできるかもという共感も持てました。
電子書籍はいつでもどこでも読めるのでおすすめです。
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督促OL修行日記について
もともとはアメーバブログで4コマブログとして掲載されていました。
この本の途中にも4コママンガがあって、読みやすいです!
とにかく面白くエピソードが語られていて読みやすいです。
わたしは年に2,3回読み直してます。
私がこの本を手に取るときは、仕事で少し行き詰っているときなので、自分の精神状態を測る指標にもなっています笑
2015年3月10日 第1刷
著者:榎本まみ
発行者:飯窪成幸
発行所:株式会社文藝春秋
まとめ
仕事に行き詰ったとき、インターネットで解決法を検索することもありますが、ネガティブな情報も多くて、結局マイナス思考になってしまうんですよね…
この本1冊で、新しい自分こんにちは!!状態になれるので、私はこの本に頼っています(^^)
ドラマ化しても、おもしろそう…
ドラマ化希望します。
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